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心療内科Q&A

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第10回 うつ病

今回は、うつ病について日頃よく聞かれる質問を集めてみました。

うつ状態とはどのような症状をいうのでしょうか。
具体的には、気分が滅入る、涙もろくなりなり、自然に涙が出てくることがある。テレビ、新聞など見る気がしない、何もする気がしない、何をやるにも億劫。人に会うのも億劫。疲れやすい。このように、普段なら何でもないことが非常に煩わしく感じるのが特徴です。
軽症うつ病というのをよく聞きますが、軽症とはどの程度のことを言うのでしょうか。
厳密な定義はなく、外来で治療可能なレベルのうつ病を一般的には指しています。うつ病といっても、入院を必要とする、かなり重いものから、仕事をしながら治療が可能な軽いものまでかなり幅があります。
うつ病の患者でカウンセリングで治したいという人がいますが、それは可能ですか。
うつ病の治療は、抗うつ剤による薬物療法と「休息」が基本です。すくなくとも急性期はそうです。しかしメンタルな要素がないという訳ではなく、どのように養生すべきかという指導は行います。それは、カウンセリングではなく、最近では「心理教育」と呼ばれています。
うつ病は薬で治る病気と言われますが、指示通り服薬してもなかなか良くならない人がいますが。
確かに難治に経過することがあります。それには次のような事情が絡んでいる場合があります。抗うつ剤が質、量的に合ってなくて、処方を変えたらよくなった。これは論外。まず、本人に原因がある場合は人格障害などが根底にある場合が多く、環境に原因がある場合は周囲の人の協力が得られない、あるいは回復の妨げとなっている場合があります。夫婦関係に起因する場合があります。さらに、社会復帰に不安材料を抱えており、本人もその不安を克服出来ない場合。このように、難治に経過するうつ病が一部にあることも確かです。そのような場合、いわゆるカウンセリングが必要になってくるケースもあります。
薬はどれくらい続けたらよいのでしょうか。
すっかり回復しても、半年間は続けた方がよいと言われています。しかし、よくなってすぐ服薬を中止しても必ずしも悪くなる訳ではありません。よくなったので服薬を中止しても絶対大丈夫かどうかは、医者にもよくわからないというのが本当のところです。
重症のうつ病は入院が必要となることがあるようですが、実際どのようなケースですか。
まったく意欲がなく、食事すら満足にとれず、家では十分に栄養がとれない場合。家族もどうしていいのかわからないくらい位、不安やいらいら感が強い場合などいろいろありますが、なんといっても、死にたいという気持ちが強く(希死念慮)、実際に実行しようとする(自殺企図)場合が一番多いと思います。
うつ病の人に叱咤激励はいけないと言われていますが何故ですか。
うつ病の人は元気を出せと言われても本当に出せる元気がないのであり、またそのような要請を断ることが出来ない人が多い。さらに、自責的になっていることが多く、怒られるとさらに自責的となり自殺する事があるからです。
うつ病の治療で必要な「休息」とは具体的にどのようなことを指しているのでしょうか。
日常の生活に必要なエネルギーが欠乏していることと、普段ならなんでもないことが非常に煩わしくかんじるので、やらなくて済むことはなるべくやらないことと、煩わしさからなるべく遠ざかることです。
うつ病の患者さんはなかなか休養しない人が多いように思いますが。
一つは病識の問題があります。現在の状態は自分の性格によるものであり根性がないからであると考えていることが多い。だから薬では治らないと決めつけている。性格上、何もしないでいるのは周囲の者に申し訳ないという罪悪感があるなどの理由があげられます。

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