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心療内科Q&A

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第12回 精神分裂病

今回は、精神分裂病についての素朴な質問を集めてみました。心療内科では、精神分裂病(以下分裂病)は中心的な課題とはいえませんが、精神科医療の最重要課題はやはり分裂病です。

分裂病の原因はなんですか。
現在の検査技術でわかるような、脳の異常は認められず、なんらかの素因によるという考えが一般的でした。しかし、まだ解明はされていませんが、複数の遺伝的要因が関与していると薄々考えている人が多いようです。
分裂病の名前が変わるそうですが。
患者側の要請を受けて、日本精神神経学会が長年検討してきた結果、さいきん「統合失調症」という新しい疾患名が提唱されました。この名称が今後さらに社会的に認知されるような努力が必要とされています。学問的には今まで通り、分裂病が使用されます。
分裂病の治療にカウンセリングは必要でしょうか。
分裂病の治療に病状に応じたカウンセリング - 心理的なサポート - は必要です。しかし、なんといっても治療の基本は、坑精神病薬による薬物療法です。これは、分裂病の患者のこころのケアーを軽視しているものではなく、薬物療法なしに分裂病の治療はありえないと言っても過言ではありません。薬ではなくカウンセリングで治したいと言うひともいますが、カウンセリングだけで治療できるケースがあったとしても、それは例外と考えてよいと思います。
坑精神病薬は副作用が多く、それが嫌で服薬を止めてしまう人が多いようですが。
その通りです。しかしここ数年、そのような問題を解決するような新しい坑精神病薬が次々と開発されてきました。治療の場でどんどん使われ、副作用の問題が改善され、安心して服用できるようになってきました。
分裂病は治るのですか。
三分の二くらいは「寛解」といって、症状もなく、就労、結婚もして普通に生活しています。ただし、服薬は必要です。寛解状態の人で服薬してない人もいますが、やはりある種のストレスに弱く、長い目で見れば服薬していた方が安全です。糖尿病や高血圧の患者さんがずっと治療を続けるように、分裂病の患者さんも長く治療を続けることが必要です。
分裂病を病んでいても優秀な人間は沢山いると聞いていますが。
そうです。とくに研究者のように、マイペースでこつこつやる世界にはそのような人が多くみられます。さいきんそのような人を映画化してアカデミー賞最優秀作品賞に選ばれたものもあります。「ビューティフル マインド」(ラッセル・クロウ主演)がそうで、分裂病を病みながら、天才数学者として成功した人物の映画です。3月30日より全国一斉ロードショー。

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