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心療内科Q&A

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第4回 くすりについて

くすりに関する素朴な疑問を集めました。どれも診察場面でよく聞かれるものばかりです。

安定剤とは何ですか。
精神安定剤ともいいます。脳に直接作用し、精神状態に変化をもたらす薬を総称してこう呼びます。広く漠然とした概念で、向精神薬と同じ意味で使われていましたが、今日では抗不安薬のことを指しており、医学的にはあまり使われなくなってきました。抗不安薬には、デパス、ワイパックス、ソラナックスのような不安・緊張を和らげる薬があります。
向精神薬とは何ですか。
脳に直接作用して、精神状態に影響を及ぼす薬のすべてを総称します。精神病の治療に使う薬から抗うつ剤、抗不安薬、睡眠薬、さらに幻覚を起こさせるような薬物(医薬品ではありませんが)すべてが入ります。マスコミでも広く使用される用語です。
向精神薬の中には取り扱いが厳しいものがあると聞きましたが。
そのとおりです。「麻薬および向精神薬取締法」というのがあり、日常使われている向精神薬の多くが指定されています。「向精神薬を、みだりに、譲り渡し、または譲り渡す目的で所持した者は、3年以下の懲役に処する」とあります。医療機関で処方された睡眠薬などを、友達が眠れないからと言って分けてやるのは問題です。さらにそれが悪いことに使われたりすると大変なことになります。気をつけましょう。
抗不安薬を寝る前に処方されることがありますが、睡眠薬と同じ効果があるのですか。
抗不安薬は、適量においては、眠けを催さずに不安・緊張を和らげる効果があるものをいいます。したがって睡眠薬とは異なります。しかし不安・緊張が強くて眠れないひとが就寝時に抗不安薬を服用すると不安・緊張をがとれ、その結果入眠しやすくなることがあるので、就寝前に処方されることもあります。
食後服用という指示があるので、食事をしないと服用できないと思っている人がいますが。
食後に服用するのは、胃壁への刺激を軽減するためとゆっくり吸収されるためなどの意味があります。抗生剤の中には胃壁への刺激が強いものがあり、食後の服用が重要な意味をもつものがあります。向精神薬の場合、吸収が早すぎると血中濃度が急激に上昇し、その結果、ねむけ、めまいなどの副作用が出ることがあります。抗てんかん薬や鎮静効果の強い薬物にその傾向があります。空きっ腹での服薬はそのような意味で注意する必要があります。
向精神薬の中に他の薬剤と一緒に服用してはいけないものはありますか。
あります。さいきん特に問題にされているのは、抗うつ剤のフルボキサミン(SSRI)です。ルボックス、デプロメールとして販売されていますが、同じ向精神薬であるチオリダチン(メレリル)とか胃腸薬であるシサプリド(アセナリン、リサモール)と併用すると不整脈を起こすことがあります。
抗うつ剤を服用するとうつ病の人が元気になると言いますが、普通の人が飲んでも元気になるのでしょうか。
うつ状態、うつ病の人が抗うつ剤を服用すると、うつの症状が改善し、その結果もとのようになります。しかしうつでない人が服用してもそれ以上元気になることはありません。
薬はお茶と一緒にのんではいけないとよく言いますが、向精神薬もそうなんですか。
鉄欠乏性貧血の時に飲む鉄剤はお茶と飲むといけないといわれてます。ジュースとのんでも大丈夫かと言う人がいますが、抗生剤の中にはグレープジュースのような酸味の強いものは反応していまうのでよくないといいます。しかし向精神薬に関してはお茶やジュースと飲んで心配になるようなものはありません。

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