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心療内科Q&A

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第6回 患者の個人情報の取り扱われ方

当コーナーでは、日頃患者さんからよく聞かれることで、なるべく素朴な質問を中心に組んできました。当方としてはわかりきったことでも、患者さんにとっては結構深刻な問題があります。そこで今回は、医療における秘密保持と題して、患者の個人情報の取り扱われ方について設定しました。

健康保険を使うと会社にわかってしまうのでわざわざ自費で受診している人がいますが、意味があるのでしょうか。
意味がありません。保険診療の場合、自己負担分は患者さん自身が窓口で支払い、残りを社会保険診療報酬支払基金に請求し、そこで審査が行われ決定すると健康保険組合に通知がいきます。しかし、それらの業務に直接かかわる人たちは厳正な守秘義務が課せられており、またそんなひまなどなく、個人の情報が会社の人事課などに漏れて不利な扱いを受けたなどと言う話は聞いたことがありません。
受診すると保険証に医療機関名が書き入れられます。期限の切れた保険証を会社に返納するとき、受診の事実がわかってしまうのでは。
どんな医療機関にかかっていたかなど、いちいちチエックするようなことはありません。それがもとで会社で噂が立ったとか、不利な扱いを受けたなどと言う話は聞いたことがありません。
カルテに書かれた自分の病状が他にわかってしまうことはないでしょうか。
カルテの保存はどこの医療機関でも慎重に行われており、関係者以外の者が見ることは普通はありません。法定の保存期間が過ぎたからといって紙ゴミとして廃棄されるようなこともありません。
会社の人が病状について主治医と電話で話しているのを聞いたことがありますが。
本人の承諾なく、通院の事実や病状等について会社の人に話すことはありません。本人の承諾を受けた上で、あるいは本人の依頼によって職場の上司と復職に際しての留意事項などについて話をすることはあります。その場合も本人に不利になるようなことはなるべく言わないのが普通です。
「カルテ開示」というのがあるそうです。これをたてに自分のカルテが人に見られるようなことはないですか。
医療における患者の権利を重視する流れを受けて、97年7月に厚生省は「カルテ等の診療情報の活用に関する検討会」を発足させ、98年6月に答申書が提出されました。しかし法制化にはなじまないと医師会が反対。しかし医師会は基本的には独自の立場からカルテ開示には応じる姿勢を示しました。しかし医療と言っても科によって事情が異なり、とくに精神医療の特殊性からみて、たとえば家族なら問題ないなど簡単に言えない面があります。心療内科・精神科では医療機関がそれぞれの立場でカルテ開示に応じているのが現状です。それにしても、本人の承諾なしの開示、本人にとってあきらかに不利をもたらすような開示は通常はあり得ないと考えてよいようです。

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